電力自由化が始まり数年が経過しました。
電力会社同士の競争は激しくなったこともあって、料金はずいぶん安くなりましたね~。
私たちお客側にとっては嬉しい限り。
電気代は毎月必ずかかるものだから、安いに越したことはないですよね。
そして今後も、IOTやオール電化など電気の消費量は増えるばかりなので。
と、そんな電力会社に関してですが、今回は東京電力からLooopでんきに変えたら電気代がかなりやすくなったのでその内容と、Looopでんきの評判やデメリットについて解説していきます。
Looopでんきとは?
Looopでんきを知っている人ならとにかく、知らない人のためにLooopでんきの特徴をサラッと解説します。
2015年に事業を開始して日本全国に展開している新電力です。
契約件数も徐々に増えていき、現在では30万件を突破したとのことなので実績はバッチリ。
特徴
基本料金は0円で一律の料金
ほかの多くの電力会社は、電気の使用量が多くなるほど基本料金や電力量料金が高くなるのが一般的。
しかし、Looopでんきは基本料金は0円でどれだけ使っても電力量料金は一律なので、使った分のみの支払いとなってます。
料金プランも一般のご家庭向けのおうちプランと、事務所や飲食店など比較的電気の使用量が多いビジネスプランがあります。
基本料金 | 従量料金 | |
おうちプラン | 0円 | 26.4円(税込) / kWh |
ビジネスプラン | 0円 | 27.5円(税込) / kWh |
(東京電力エリア、2021年10月現在。)
基本料金が0円なのはありがたいですね。
基本料金が0円で電力量料金も一律なので、使った分のみのお支払いでOKなのです。
毎月の電気をたくさん使用する人、あまり使用量が少ない人のどちらにもメリットがあります。
Looopでんきは基本料金が0円で、どれだけ電気を使っても電力量料金は一律なのが嬉しい!
電気を切り替えても品質や信頼性はそのまま
たとえLooopでんきに切り替えたからといって、停電が増えたり電力の供給が不安定になったりといったことはないです。
私の自宅もLooopでんきに切り替えて数年が経ちますが、停電が増えたり電力が不安定になったことは全然ない。
東京電力に契約していた時と同様に快適に電気は使えてます。
既存の電力会社の送電網を使って電気が送られてくるので、電気の品質や信頼性は今まで通り安心というわけですね。
Looopでんきに切り替えても、電気の品質や信頼性は変わりない
不明な点や分からない点は、オペレーターが分かりやすく解説してくれる
そして、不明な点や分からない点は、オペレーターが分かりやすく教えてくれます。
私はすでにLooopでんきを契約していますが、先日、久しぶりにHPを見たらガスとセットで料金がさらに安くなる!と書いてありました。
「これはガスとセットにしたら、光熱費がさらに安くなるかも!」と思い、甘い期待を抱いて詳細を聞くためにお客様窓口に電話してみることに。
オペレーターの人に話を聞いてみたら、電気とガスのセット割はどうやら東京電力エリアで都市ガスを使える世帯のみのよう・・・。
いやいや、私の自宅はプロパンガスしか使えないから(; ・`д・´)
と、やむなく撃沈(涙)
こんな感じで、オペレーターの人が何でも説明してくれるので、少しでも不明な点があればどんどん聞いてしまいましょう!
分からない点や不明な点は、オペレーターが分かりやすく教えてくれるので安心できる
Looopでんきがおすすめな人
Looopでんきがおすすめな人はどんな人なのでしょうか?
Looopでんきがおすすめな人は、
- 同居人数の多い家庭
- 戸建て
- 日中、自宅にいる時間が多い人
- ペットを飼っている人
などで、主に電気の使用量が多い人に恩恵があります。
ですが、電気の使用量が少ない人でも、Looopでんきの方が料金が安くなる場合もあるので、一度現在の検針票をもとに料金のシュミレーションをしてみるのがおすすめ!
Looopでんきの評判やデメリットは!?
Looopでんきの評判やデメリットはどうなのでしょうか?
評判
Looopでんきの評判について、ネットで調べてみました。
- 料金プランがシンプルで分かりやすい!
- ここまで安くなるのなら早く変えて置けば良かった・・・
- 問題なく使える
- 解約の際の違約金は発生しない
といった口コミを多く見かけます。
肯定的な口コミが多く、否定的な口コミはなかなか見当たらない・・・。
ちなみに私も、「こんなに安くなるのならもっと早く変えれば良かった~」というのが正直なところ。
デメリット
次にデメリット。
- 支払いは基本的にクレジットカードのみ
- 申し込みはWebサイトからのみで、電話からの申し込みは受け付けてない
- 毎月の消費電力が少ないと割安感が少ない
デメリットと思えるのは、主に3点くらいでしょうか。
でも、クレジットカードは大体の人が持っているでしょうし、昨今のデジタル化の影響もありWebからの申し込みも苦に感じる人は少ないでしょう。
毎月の消費電力が少ないと割安感が少ないと言えども、年間を通したらそれなりの額になることが多いです。
なので、デメリットとは書きましたが、デメリットと言えるほどの事ではないはず。
これらをデメリットと感じた人の、口コミを探してみてもあまり見当たらないのは、大してデメリットと感じてないからでしょう。
実際に東京電力からLooopでんきに乗り換えたらかなり安くなった!【比較】
実際に東京電力からLooopでんきに乗り換えたら、電気料金がかなり安くなった!
ホントに。
東京電力とLooopでんきの料金の比較
基本的な計算は、
基本料金+従量料金=毎月の電気料金
です。(※再エネ発電賦課金や燃料費調整は月によっても変わるので、ここでは含めずに純粋に電気の使用量に対する料金で比較します)
※また、Looopでんきは東京電力エリアの金額で計算しています。
基本料金の比較
Looopでんきの基本料金は、最初にも書きましたが0円。
東京電力の基本料金は一般家庭の従量電灯Bで、
20A | 572円 |
30A | 858円 |
40A | 1,144円 |
です。(すべて税込)
従量電灯Cでは、
1kVA | 286円(税込) |
となっています。
一般家庭の場合は大体30~40Aでしょう。
私もマンションに住んでいたころは40Aでした。
ちなみに現在の自宅兼仕事場では、18kVA。
従量料金の比較
そして、今度は従量料金の比較。
東京電力 | Looop(おうち) | Looop(ビジネス) | |
~120kWh | 19.88円 | 26.4円 | 27.5円 |
121~300kWh | 26.48円 | ||
301kWh~ | 30.57円 |
(すべて税込)
東京電力では使用量が増えるたびに電力量料金は増えるけど、Looopでんきはおうちプランとビジネスプランともにどれだけ使っても電力量料金は一律。
一見すると120kWhまでは東京電力の方が安いようにも感じますが、東京電力には基本料金があるので一概に安いとは言えません。
実際に私の使用量をもとに計算してみる
今度は、実際に私の東京電力とLooopでんきの検針票をもとに計算して比較してみます。
2015年(平成27年)6月の使用量616kWhで比較
Looopでんきに切り替えたのは今から数年前。
下の画像はそれ以前の東京電力を使っていたころの検針票になるのでちょっと古いですが、「再エネ発電賦課金」や「燃料費調整」を省いて使用電力をもとに現在の価格で計算して比較するので、どれだけ安いかはっきり分かるはず。
2015年(平成27年)6月の東京電力の検針票です。
- 東京電力
- 契約:18kVA
- 使用月:2015年(平成27年)6月
- 使用量:616kWh
私が契約していたのは18kVAで1kVAは286円(税込)なので、
286(円)×18(kVA)=5148円(税込)
と、これが基本料金。
検針票の方が少し安く表示されていますが、当時は今より少し安かったのかもしれません。
また使用量は616kWhなので従量料金は、
19.88(円)×120(kWh)=2385.6
26.48(円)×180(kWh)=4766.4
30.57(円)×316(kWh)=9660.12
となります。
この3つを合計すると、
2385.6+4766.4+9660.12=16812.12(円)
となり、この3段階の料金に基本料金を足すと、
16812.12(円)+5148(円)=21960円(税込)
「再エネ発電賦課金」や「燃料費調整」を省くと仮定してますので、2015年6月の東京電力の電気料金は21960円(税込)。
対して、使用量616kWhをLooopでんき(ビジネスプラン)で計算してみます。
- Looopでんき
- プラン:ビジネスプラン
- 使用月:2015年(平成27年)6月
- 使用量:616kWh
基本料金は0円で電力量料金は27.5円の固定だから、
27.5(円)×616(kWh)=16940円(税込)
もし、Looopでんきで契約していたなら2015年(平成27年)6月の電気料金は16940円(税込)でした。
計算式がシンプルで簡単だから分かりやすいですね。
そして、メチャメチャ安い!!
このひと月だけで、なんと5020円も安い(;゚Д゚)
この時はまだLooopでんきを知らなかったので東京電力でしたが、年間でざっと換算すると5~6万も違う。
1ヶ月乗り換えが遅れるだけで大分違う。
2021年(令和3年)6月の使用量598kWhで比較
次は、今現在契約しているLooopでんきの明細表をもとに比較します。
- Looopでんき
- プラン:ビジネスプラン
- 使用月:2021年(令和3年)6月
- 使用量:598kWh
基本料金は0円で電力量料金は27.5円の固定だから、
27.5(円)×598(kWh)=16445円(税込)
「再エネ発電賦課金」や「燃料費調整」を省くと仮定してますので、2021年6月のLooopでんきの電気料金は16445円(税込)。
対して、東京電力の計算式に当てはめてみると、
- 東京電力
- 契約:18kVA
- 使用月:2021年(令和3年)6月
- 使用量:598kWh
1kVAは286円(税込)なので、
286(円)×18(kVA)=5148円(税込)
5148円(税込)が基本料金。
使用量598kWhの従量料金は、
19.88(円)×120(kWh)=2385.6
26.48(円)×180(kWh)=4766.4
30.57(円)×298(kWh)=9109.86
となり、この3段階の料金を合わせると、
2385.6+4766.4+9109.86=16261.86円
となります。
ここに先ほどの基本料金を合わせると、
16261.86(円)+5148(円)=21409円(税込)
となり、2021年(令和3年)6月の使用量を東京電力の計算式に当てはめて計算すると、電気料金は21409円(税込)。
この月の東京電力とLooopでんきの差額は、
21409(円)-16445(円)=4964(円)
となり、やっぱりLooopでんきの方が4964円も安い~。
年数が経過しても、Looopでんきの方が圧倒的に安いのには変わりない感じ。
今度はマンションに住んでいたころの、2020年(令和2年)6月の使用量160kWhで比較
今度は、私がマンションに住んでいた時のLooopでんきの使用量をもとに比較してみます。
- Looopでんき
- プラン:おうちプラン
- 使用月:2020年(令和2年)6月
- 使用量:160kWh
- 家族構成:私、嫁、子供の3人
基本料金は同じく0円でおうちプランの電力量料金は26.4円(税込)の固定だから、
26.4(円)×160(kWh)=4224円(税込)
となりますので、2020年6月のLooopでんきの電気料金は4224円(税込)。
これを東京電力の計算式に当てはめてみます。
- 東京電力
- 契約:40A
- 使用月:2020年(令和2年)6月
- 使用量:160kWh
- 家族構成:私、嫁、子供の3人
40Aの基本料金は1144円(税込)。
ちなみに40Aというのはマンションに住んでいて、Looopでんきに変える前は東京電力の40Aで契約をしていたので。
使用量160kWhの従量料金は、
19.88(円)×120(kWh)=2385.6
26.48(円)×(160-120)(kWh)=1059.2
となり、この2段階の料金を合わせると、
2385.6+1059.2=3444.8円
となります。
ここに先ほどの基本料金を合わせると、
3444.8(円)+1144(円)=4588円(税込)
となります。2020年(令和2年)6月の使用量を東京電力の計算式に当てはめて計算すると、電気料金は4588円(税込)。
Looopでんきとの差額は、
4588(円)-4224(円)=364円(税込)
となり、割安感は減りますがそれでも364円(税込)もLooopでんきの方が安い~。
私のマンションに住んでいたころで、1年間の電気料金を計算して比較したらすべての月で東京電力より300~500円くらい安かったので、迷わずLooopでんきに切り替えました。
月に300~500円くらい安いと言っても、年間になるとそれなりの金額になってきます。
電気の使用量が多いほど、割安になる感じ。
なので、1回検針票を見ながら月の電気料金を計算してみると良いです。
たぶん、大体の人が大なり小なり安くなると思います。
※上記の東京電力やLooopでんきの料金は2021年10月時点のものです。
Looopでんきを実際に使ってみた感想
Looopでんきを実際に使ってみた感想ですが、東京電力で契約していた時と何も変わりません。
先ほども書きましたが、送電網は電力会社のものを使って送られてくるので、ホント何も変わってない感じ。
それなのに電気料金はかなり下がった・・・。
オンラインで申し込んでパパッと切り替えられるので、ホントもっと早く変えれば良かった(; ・`д・´)
電力自由化なので解約金は一切ないし、東京電力からの引き留めなどもありません。
私はしつこい勧誘やしつこいDMが嫌なのですが、Looopでんきはそのような勧誘やDM、あるいはサービスなどのお知らせメールは全然こないです。
毎月1回、メールで電気料金の明細が更新したとくるくらい。
私的には完全ストレスフリー。
まとめ
今回は、Looopでんきの評判やデメリットはどうなのか?また、東京電力からLooopでんきに乗り換えたらかなり安くなったので明細書をもとに解説していきましたが、いかがでしたでしょうか?
電力自由化が始まって、電気料金、全然安くなります。
まだ新電力に変えてない人は、一度検針票を見ながら計算して比較することをおすすめします。
また、排水管のクリーニングをしたら臭いがなくなった内容については、こちらの記事にまとめてあります。